子の心 親知らず
2007年 06月 08日
怒涛の18時間を生き抜いて参りましたスキカルとpapaさんでございます。
昨日も書かせていただいた地元でのグループ展にあたって
「作品と俺、迎えに来てくれん?」
日ごろは親に頼みごとや甘えない長男からのご依頼メールに速攻YES!
ま美術品の搬送代がバカ高いこともあるんです。
プロの作品じゃなくても、たった1つの物だから、嫌がられるんですよね。
で、おまけに来年の教育実習の申込と面接を兼ねて母校を訪ねるという。
本人は7日の深夜24時まで作品を描いてて、高校での面接が10時半。
おまけにこちらは仕事も忙しく、休暇の申請をなんとなく2日下さいと言えず、
7日は半日仕事に行きました。
で、怒涛の18時間になるわけです。13時自宅出発して翌朝7時には自宅に到着。片道357Kmの移動でした!
でも日ごろの行いの良さが手伝って(!?)渋滞にもハマらず、茨城に着いてから比較的ゆっくりする時間がありました。
夕食後超満腹のまま寝る(出発まで2~3時間の仮眠)のはヤバイだろうと、時間つぶしに、ダメもとで長男にメールしました。
「アトリエに行ってみたいな。絵を描いてるとことか見たいけど、無理だよね?」
学内だし、時間も切羽詰ってるし、返信だってこないだろうなと思っていたら、
結構すぐに「いいよ」の返事。
私は舞い上がりましたね。
学園祭で行った場所を思い出しつつアトリエのそばで待っているとツナギ姿の長男登場。
案内されて校舎内のアトリエに入りました。
まず面白かったのがアトリエにもう一人いた学生さん。
(夜も10時をとっくに過ぎているのに)
「こんにちは!」 どうやら作品に没頭し時間の感覚がないらしい。そして、、、
「●村くんのお知り合いですか?」
『知り合い』って発想、どうよ?!
どう見ても親の世代でしょ?それも男女1ペアでくっついてるんだし!
papaさんが応えた。
多分モノを作るアーティストに合わせて頑張って考えたんだろう。
「はい、S輔の製作者でございます。」
私は製作過程を思い出しそうになり赤面した。
暫くの間の後、お友達は「あー!ご両親でしたか!!」 そして一同笑い・・・
などと挨拶していると、、、
長男は自分のテリトリーから数枚の作品と長靴、折りたたみ椅子に旅行の時荷物をくくってコロコロ引っ張れる折りたたみカート、エレキギターを少し開いたスペースに出していた。
もう一度ひと通り自分の陣地を見渡し長男は言った。
「それだけ、俺の部屋に持ってって。」
「 ・ ・ ・ 」
これって、、、
これって、、、
こういう時の日本語は
『見に来ていいよ』
ではなく
『ちょうど良かった。来てくれると助かる。』
というのだと母は思います。
結局アトリエにいたのは10分くらい。
papaさんと両手にいっぱいの荷物を抱え、
そそくさと息子のアパートに帰り仮眠を取ることにしました。
車の中で「あー面白かった!あのお友達も我が子も!」と大笑いでした。
なんちゅう親バカやねん!!
by sukikaru-cut
| 2007-06-08 23:59
| スキカルさんちのこと